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Ⅰ.

「煌々と 雨」×「ぷくぷく醸造の純米酒 天のつぶ92」

◇ぷくぷく醸造「ぷくぷく醸造の純米酒 天のつぶ92」

 

とめどない流れ -クラフトサケ-

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ベリーみたいに丸いレインドロップが、
水面に降り注ぎ、とめどなく流れていく
ここにとどまることはなく、ここに還る

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現行法上、酒蔵の新規参入がほぼ不可能なことから発生し、近年注目されている”クラフトサケ”。 厳密な定義はなく、日本酒(清酒)の製造技術をベースとして、酒税法上では「清酒」に採用できないプロセスを取り入れたお酒や、特定の酒造場を持たずに、他の酒蔵を間借りして酒造する醸造集団の日本酒などが主にカテゴライズされ、一般的に小規模生産で高品質な米の酒に適用される。
ぷくぷく醸造は、福島県の南相馬を拠点に、各地の酒蔵で福島産のお米をぷくぷく発酵させる醸造集団で、この天のつぶ92は、南相馬は小高の根本さんの有機栽培米を佐渡島の天領杯酒造で醸した純米酒。
巨峰のようなジューシーな香りとプラムや杏子みたいな甘酸っぱさで、アルコール度数も低めとなっており、日本酒ビギナーでもとても飲みやすい可愛い味わい。

【PAIRING COMMENT】雨から川、海へととめどなく流れ続ける水の動きと、新しい道をとめどなく進むクラフトサケのイメージを、また青紫とレインドロップから巨峰のイメージを、重ねました。

Ⅱ.

「煌々と 雲」×「会津男山 回 夢の香」純米 直汲 生酒

◇男山酒造店「会津男山 回 夢の香」純米 直汲 生酒

さかのぼる流れ -リボーン蔵-

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過去に問う

過去を写し
未来に映す
太古から流れる清流を泳ぐ
その先へ

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現行法上、酒蔵の新規参入がほぼ不可能なため、休眠中の蔵を復活させる”リボーン蔵”の動きが近年高まっている。
男山酒造店は、杜氏の体調不良のため1998年から生産休止となっていた祖父の酒蔵が取り壊されると聞いた現・蔵元の小林さんが、一から酒造りを学び資金繰りに奔走し、2020年に酒造りを復活させたリボーン蔵。
『会津男山 回 夢の香』の純米直汲生酒は、ほんのりオリが絡み滑らかで、優しい甘みと旨味がふわりと広がりつつ、すっとキレよく流れていく。

【PAIRING COMMENT】地上から上空へ遡るように流れる水の動きと、故きを温ねて新しきを知るリボーン蔵のイメージを、また清流のように澄んだ色彩のイメージとキレの良さを、重ねました。

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