武蔵境某所
おとなの絵本会 vol.1
絵本を読んで、子どもの感性に戻って、ペアリングの日本酒を飲んで、お酒の色など語る会。子どもって、酔っ払いみたいなとこ、あるし。
朗読絵本Ⅰ
「ちいちゃな女の子のうた わたしは生きてるさくらんぼ」×「つや姫 なんどでも」純米吟醸 東の麓酒造(山形県)
トークテーマ「ちいちゃな女の子みたいになんにでもなれるなら、なにになりたいか?」
商品名の「なんどでも」は「どんな温度でも美味しい」「何回飲んでも楽しい」という意味。
酒米ではなく、食べるお米「つや姫」を醸した、お米の柔らかな旨味が感じられる飲みやすい日本酒。
滑らかな舌触りと、さくらんぼみたいな淡い甘味。
後味も、プリンアラモードの上の赤いさくらんぼのよう。
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私はなんにでもなれる。さくらんぼにもなれるし、木や花、魔法使い、金や緑や赤の色にも。
おとなたちは、まちがってるの。わたしは、知ってるわ。
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朗読絵本Ⅱ
「おしいれのぼうけん」×「粂次郎 隠し酒」純米原酒 亀田屋酒造店(長野県)
トークテーマ「子どものころ、おしいれになにがいた?」
創業150年の亀田屋酒造店、二代目亀井粂次郎がこよなく愛した、この時期だけの純米無濾過原酒。
長野県の酒造好適米「ひとごこち」の個性的な味わいと、火入れした原酒の重厚な香り、後味の鋭いキレ。
その骨太な辛さとコクは、太い梁と大きな柱でがっしりと組まれた古い日本家屋のようで、そしてその家のおしいれは、
きっと、ねずみばあさんの家に通じてる。
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おしいれのなかは よるのうみと、よるのやみ。
おしいれのかべは ねずみばあさんのよこがお。
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